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「悩みの原因は過去の出来事」
と気付かせる話し方で人間関係もうまくいく

このページは前回からの続きです。(3ページ構成の3ページ目)
1ページ目「悩み相談で使える聞き上手な会話術」はこちら
2ページ目「聞き上手な悩み相談は、言い回しを工夫してオウム返しする」はこちら


人間関係をよくする会話術 - 「悩みの原因は過去の出来事」と気付かせる話し方

「悩みの原因は過去の出来事」だと気付かせる話し方ができるようになると人間関係もうまくいきます。


前々ページの会話例をこれまでの会話術で言い換えると次のような話し方になります。


・人間関係もうまくいく、上手な悩み相談の話し方に変換(会話例1)
変換前の悩み相談の会話例1(雑談シーン)
相手 「最近憂鬱で何もする気が起きないんだよなぁ。」
あなた「なんか元気ないもんね。なにかあったの?」← 現在形
相手 「友達とケンカしちゃって。」
あなた「それは心配だね。← 現在形

↓↓↓ 「悩みの原因は過去の出来事」と気付かせる話し方に変換↓↓↓


変換後の悩み相談の会話例1(雑談シーン)
相手 「最近憂鬱で何もする気が起きないんだよなぁ。」
あなた「なんか元気なかったもんね。なにかあったの?」← 過去形
相手 「友達とケンカしちゃって。」
あなた「それで今まで心配してたんだね。← 過去形(「今まで~」の会話術)


・人間関係もうまくいく、上手な悩み相談の話し方に変換(会話例2)
変換前の悩み相談の会話例2(ビジネスシーン)
部下 「はぁ・・・(ため息)」
あなた「田中(部下の名前)、最近売り上げ落ち込んでるな。← 現在形
部下「すいません。どうも不調です。」
あなた こんな調子じゃあすぐに後輩に抜かれるぞ!」← 現在形

↓↓↓ 「悩みの原因は過去の出来事」と気付かせる話し方に変換↓↓↓


変換後の悩み相談の会話例2(ビジネスシーン)
部下 「はぁ・・・(ため息)」
あなた「田中(部下の名前)、最近売り上げ落ち込んでたな。← 過去形
部下「すいません。どうも不調です。」
あなた いままでのところ不調に感じたんだな。こんな調子が続いたら後輩に抜かれちゃうぞ。気を引き締めて頑張らなきゃな。」← 過去形(「今までのところ~」の会話術)

悩みなどの苦しい感情は、過去形にして現在と切り離す話し方をすると、未来に希望が持てます。ちょっとした言い回しの違いだけで、前向きな気持ちを起こしてもらいやすくなります。この会話術は自分が傷つかないためも効果的です。


たとえば次の会話です。


過去形の話し方は自分も傷つかない(変換前)
相手 「どうしてメール返してくれないの!おかげで予定立てれなかったじゃない!!」
あなた怒ってるの?ごめん。」 ← 現在形は怒りを蒸し返す

この会話を過去形の話し方に言い換えます。


過去形の話し方は自分も傷つかない(変換後)
相手 「どうしてメール返してくれないの!おかげで予定立てれなかったじゃない!!」
あなた怒らせちゃったんだね?ごめん。」 ← 過去形

相手が怒ったのは過去の出来事に対してであると認識させる効果があります。すると今も怒り続ける必要がないのでは?と怒りが後退します。「ホントにうまくいくのかぁ?」と思うかもしれませんが、少なくとも過去形にすることで相手は自分の怒りと面と向かうことがなくなります。現在形の話し方よりは、相手の怒りは小さくなるはずです。


このあとに「これからは、もうしません。反省してます」のように更生の弁を述べると、聞き入れてもらいやすくなります。


過去形でオウム返しする会話術を使うと、相手を傷つけることも、自分が傷つくこともぐっと少なくすることができます。いい人間関係を築くためにも機会があれば、ぜひ使ってみてください。