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相手の気持ちを決めつけた会話は、人間関係を悪化させる

人間関係をよくする会話術 - 相手の気持ちを決めつけた会話は、人間関係を悪化させる

相手を問い詰めるとき、相手の気持ちを決めつけた(断定した)会話をすると、いい人間関係は築けません。責められた相手は、状況により次のどちらかの感情を抱きます。


一つ目は、決めつけた気持ちが当たっていた場合です。たとえば会話例2では「今から片付けるつもりだった」に対して「嘘つけ!」と指摘しています。決めつけた内容が図星だったら、相手は「ヤバい、バレてる」と心の中で思うでしょう。さらに「この人にうそはつけないな」とあなたを評価するかもしれません。しかし実際は、そんな尊敬の気持ちよりも、あなたに不快感を抱く確率のほうがはるかに高いでしょう。人は、自分の心は読まれたくないものです。人の心を読んだからといって、いい人間関係は築けないのです。


2つ目の可能性は、決めつけた相手の気持ちが見当違いだった場合です。「今から片付けるつもりだった」と言った相手の言葉が真実だった場合、あなたの「嘘つけ!」は相当頭にくる発言になります。事実無根のことで責められるのですから、相手からしたらたまったもんじゃありません。相手から恨まれるだけ、人間関係がうまくいくわけがないのです。


前ページの会話例を相手の気持ちを決めつけない話し方に変えると、次のようになります。


・会話例1を相手を傷つけない話し方に変換
相手の気持ちを決めつけた会話例1(雑談シーン)
あなた「ねえ、このDVD借りてっていい?」
相手 「え!?あ、ああ!」
あなた「なに、その言い方!嫌ならはっきり嫌って言えばいいじゃん。
相手 「別にイヤじゃないよ。どうぞ!」
あなた「うそ、貸したら返ってこないとか思ってるんでしょ!?
相手 「思ってないって!」

↓↓↓人間関係が悪化しない話し方に変換↓↓↓


相手の気持ちを決めつけた会話例1(雑談シーン)
あなた「ねえ、このDVD借りてっていい?」
相手 「え!?あ、ああ!」
あなた「なに、その言い方!」 ← 相手の返事が気に入らなかったとしても、責めるのは事実だけ
相手 「いや別に。どうぞ!」
あなた「ありがと。」


・会話例2を相手を傷つけない話し方に変換
相手の気持ちを決めつけた話し方2(ビジネスシーン)
あなた「机の上をきれいにしろよ。だからいつも大事な書類がどこにあるか分からなくなるんだよ!」
相手 「しますよ。今から片付けるつもりだったんです。」
あなた嘘つけ!俺が言わなきゃ絶対しないだろ!!
相手 「するつもりだったんですって!勝手に決め付けないでください!!!」
あなた痛いところつかれたからって大声出すなよ!!!」

↓↓↓人間関係が悪化しない話し方に変換↓↓↓


相手の気持ちを決めつけない会話例2(ビジネスシーン)
あなた「机の上をきれいにしろよ。だからいつも大事な書類がどこにあるか分からなくなるんだよ!」
相手 「しますよ。今から片付けるつもりだったんです。」
あなた「机がきれいだと仕事がはかどるからな」 ←相手の気持ちは推測せず、相手のためになることを言えるといい
相手 「分かりました。すぐやります。」

中には「自分は人の心が読めるほう」という方もいるかもしれません。しかし合っていようが合っていまいが、人の気持ちを決めつける会話をすると、どう転んでもいい結果には結びつきません。相手の態度を通じて、ありありと気持ちが分かってしまうこともありますが、それもあくまで推測です。当たる当たらないの問題ではなく、他人の気持ちを口にすること事態、いいことはひとつもないのです。言いたい気持ちになってもぐっとこらえてください。