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このコーナー(会話が苦手な人が、誰とでも二往復以上雑談する方法)では、”超”初心者向けに雑談トレーニングの方法をお伝えしております。二言三言の雑談もままならない、極度の会話べたの方を対象としたものです。一般的な雑談に問題ない方には物足りない内容となっております。ご了承ください。
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あなたの気持ちで始まる、二往復する話し方集

あなたの気持ちで始まる、二往復する話し方集

イメージして読んでください。


これまで同様、あなたが誰かと具体的に話をしているイメージで読んでください。イメージすることで、あなたがリアルな生活で会話をした時と同じような経験を積むことができます。実際の経験には劣りますが、頭の中で想像して読むことで、気持ちを言葉で表現する話し方が、どんなもの分かってもらえるはずです。


どのような言葉で会話が始まるのか知ってください。たくさん話し方をイメージできるよう、たくさんの会話例を載せました。読んだ分だけ、あなたは話し方を学び、気持ちを表現するパターンを身に付けることができます。


・会話例1【※あなたが会話しているイメージを想像して読んでください】
あなた「こう暑くちゃ、やってられないね」← 気持ちを会話のきっかけにする(同意を求める)
相手 「ホントだね。暑すぎるね」
あなた「アイスクリームでも食べたくない?」← 一往復目。思ったことを更に詳細に話す(同意を求める)。
相手 「食べたーい」
あなた「コンビニ寄っていこっか」← 二往復目

【会話のポイント】


気持ちを表す会話の中でも、もっとも話題にしやすいのが天気や気候の話題です。天気や気候を話題にした話し方はこれまでに見てきましたが、そこにどのように感じたかを気持ちの表現をプラスします。


「雨ですね」
 ↓↓↓
「せっかくの雨で残念です」

「もう夏ですね」
 ↓↓↓
「待ちに待った夏ですね」

会話の中にあなたの気持ちが入ると、相手はその言葉に反応しやすくなります。気持ちを伝えることで相手は共感しやすくなるし、相手の気持ちも分かるのでそこから更に気持ちを尋ねることもできます。


一往復目は「ホントだね。暑すぎるね」と共感した相手に、さらに共感を求めます。「アイスクリームでも食べたくない?」と。これまでの会話例で、同意を求める質問をいくつかしました。事実を告げ、相手から「そうだね」という返事をもらうものです。


・同意を求める話し方
あなた「明日、日曜日ですね」← 日曜日という事実について同意を求める
相手 「そうですね」

共感を求める話し方は、同意を求める話し方に似ています。但し共感を求める場合、相手の気持ちに同意の質問を投げかけます。


・共感(気持ちの同意)を求める話し方
あなた「明日楽しみですね」← 楽しみという気持ちについて同意を求める
相手 「そうですね、楽しみですね」

気持ちの上手な話し方が身に付いたら、共感を求める話し方もぜひたくさん使ってください。共感は同じ気持ちを共有することです。あなたが「楽しみ」といえば、相手も「楽しみだね」と共感してくれるかもしれません。「残念」といえば、「残念だね」と共感してくれるかもしれません。


同意と共感の違いは、そこに互いの気持ちが入っているかどうかです。気持ちを入れたほうが仲良く慣れます。仲良くなれば話せる話題も増え、自然と会話も盛り上がります。気持ちを表現できるようになったら、惜しまず共感を求めてみてください。


・会話例2【※あなたが会話しているイメージを想像して読んでください】
あなた「昨日のドラマ、すっごい感動したね」← 気持ちを会話のきっかけにする(同意を求める)
相手 「うん。すごいよかった」
あなた「私泣きそうだったよ」← 一往復目。思ったことを更に詳細に話す(同意を求める)。
相手 「私、泣いた」
あなた「私もあんなプロポーズされたい!」← 二往復目

【会話のポイント】


あなたの気持ちを話のネタにし共感を得る格好の話題は、共通の体験をネタにすることです。


今回の会話例は、昨日見たテレビという共通の体験です。テレビネタは、気持ちを表す雑談の練習にはもってこいです。テレビで得たニュースやスポーツ情報、みんなが見ているテレビ番組は、違う場所にいながら同じ体験をすることができます。


会話例の構成は、主に会話例1と同じ。一往復目であなたの気持ちを更に詳細に話す。再び共感を得ることができれば、あなたと相手の気持ちはより近づくでしょう。


会話が盛り上がる条件の一つは、同じ気持ちを共有すること。どんどん共感の言葉を投げかけて、会話が盛り上がることを実感してください。


・会話例3【※あなたが会話しているイメージを想像して読んでください】
あなた「ミスチルの新しいアルバム聴いた?」← あなたの関心事を相手にも尋ねる
相手 「うん。聴いた聴いた!」
あなた「よかったよね」← 一往復目。気持ちを話して共感を求める。
相手 「うんすごくよかった!」
あなた「とくに最後の曲が、心に染みたよ」← 二往復目

【会話のポイント】


今回の会話例は、お互いミスチル大好きという設定です。


気持ちを話して盛り上がる話題のひとつに、趣味の話があります。誰でも自分の大好きなことは、たくさん話したいもの。大好きなだけに、趣味に対してこみ上がる気持ちは、同じ趣味を持つ人にしか理解しづらくもあります。あなたがなんらかの趣味を持ち、相手も同じような趣味を持っていると分かったら、ぜひ趣味の話をしてください。趣味を話し合える人が見つかれば、あなたもきっと楽しく会話ができるはず。会話に対する苦手意識なんて忘れてしまうかもしれません。


会話例の第一声「ミスチルの新しいアルバム聴いた?」には、あなたの気持ちを表現する言葉は入ってません。具体的な気持ちの言葉はなくとも、あなたの関心事を尋ねると、気持ちを話すのと同じ意味になります。「私はミスチルのアルバムに関心があります」と暗に伝わるのです。


第一声で「ミスチルの新しいアルバム、よかったよね!」でも問題ありませんが、共通の話題で話ができる相手か見極めるために、話すテーマを宣言し反応をうかがっています。「どちらの話し方だろう?」とそれほどこだわる必要はありません。あまり深く考えるのも、会話の上達を妨げる可能性もあります。


このレッスンでは、会話のやり取りをできるだけ詳細に解説していますが、すべてのセリフに意味を見出す必要はありません。分からない部分は、大体の気持ちで理解するといいでしょう。雑談は意味の無い言葉のやり取りです。意味の無い言葉のやり取りだからこそ、利害関係の無い人間関係を築けます。


このレッスンを読んでこだわって欲しいのは、会話の練習をするときのイメージです。雑談のイメージトレーニングを重要視し、解説に対しては「そんな考え方もあるのね」程度でも十分会話は上達します。


・会話例4【※あなたが会話しているイメージを想像して読んでください】
あなた「新しく入った派遣社員の子すごくかわいいよな」← 気持ちを会話のきっかけにする(同意を求める)
相手 「おまえあんな子がタイプなんだ」
あなた「え~ダメかな。笑ったときのエクボが素敵だな~」← 一往復目。思ったことを更に詳細に話す。
相手 「まあ、反対はしないけど」
あなた「よし、いいとこ見せるぞ!」← 二往復目

【会話のポイント】


自分の気持ちを話し、相手の共感を求めた結果、相手が共感してくれないことも多々あります。今回の会話例にある好みの異性の話題なども、人それぞれの好きなタイプが違うので、共感してもらえるとは限りません。もし相手に共感されなかった場合、一旦相手の返事を受け止めます。


・共感されない場合、一旦相手に返事する
相手 「おまえあんな子がタイプなんだ」
あなた「え~ダメかな」← 旦相手の返事を受け止める

その後は再び、自分の気持ちを話し続けて大丈夫です。会話例では「笑ったときのエクボが素敵だな~」と自分の気持ちを話しました。


会話が苦手な人の中には、否定されることに必要以上の恐れを感じている人がいます。「おまえあんな子がタイプなんだ」と自分の気持ちを否定されると、会話を続けていいものか、迷ってしまうようです。


もしあなたがそんな考え方なら、その考え方は間違っていると断言します。今回のような感情を話題にした会話では、違った意見(気持ち)が出て当然です。違った気持ちが出る可能性もあるから、言葉で共感を求めるのです。必ず同じ気持ちになっているなら、言葉にして相手の気持ちを確認する必要はありません。


共感できる話をするのが会話を盛り上げる確実な方法ですが、気持ちを話せば共感されないこともたくさん出てきます。ただ、否定されたのは話していた話題に対するあなたの気持ちだけだということです。あなた自身を否定されたのではありません。


あなたと相手は違います。見た目も育ちも考え方も違うのです。ひとつのものに対する気持ちが違っているのは当たり前です。だから、言葉を交わしてお互いの考え方を確かめ合います。


気持ちを相手に伝え、さまざまな思いがあることを確かめ合いましょう。話し上手な人は、たくさんの意見が出ることを楽しみます。そして、会話を好きになります。あなたと違った意見を発した相手も、あなたに悪意はありません。ただ自分の気持ちを口にしただけです。考えすぎはよくありません。会話することは、もっとシンプルなことなんです。


・会話例5【※あなたが会話しているイメージを想像して読んでください】
あなた「ノルマが厳しすぎて、会社続ける自信ないよ~」← 気持ちを会話のきっかけにする(同意を求める)
相手 「しんどいよな。ホント厳しいと思う」
あなた「こんな厳しいとは思わなかったよ。明日休んじゃおっかな」← 一往復目。思ったことを更に詳細に話す。
相手 「え~俺を一人にするのか!?」
あなた「冗談だよ」← 二往復目

【会話のポイント】


今回は、ネガティブな気持ちを話した会話例です。普通に雑談ができる人でも、こういった会話が苦手な人はたくさんいます。相手に余計な心配させたくない、自分の弱い部分を見せたくないなど、やさしさや強がりからこういった会話をしたくないようです。


会話を心から楽しみたいなら、このような話はするべきです。話し上手はうまく相手の心を開きます。自分が心を開けば、相手も同じかそれ以上心を開いてくれると知っているからです。


あなたの弱い部分を相手に話してみてください。心配してくれるでしょう。でもそれで迷惑をかけることはありません。相手はあなたをより深く知ることができ、力になりたいと思ってくれるはずです。


相手に心を開くことは、相手を信頼するということ。信頼されていると分かった相手が、あなたの支えになりたいと思うのは当然のことです。


弱音を人に吐くと、話した人の心は楽になります。そして相手と信頼関係を築くこともできます。相手もあなたに自分のことを話しやすくなり、よりオープンなコミュニケーションが取れるようになります。


イメージトレーニングだけで終わらせること無く、実際の雑談でもぜひ、あなたの弱い部分を相手に話してみてください。相手の優しさ気付いたら、あなたはもっと会話をしたくなるはずです。


・会話例6【※あなたが会話しているイメージを想像して読んでください】
あなた「昨日は付き合ってくれてありがとう」← 気持ちを会話のきっかけにする(同意を求める)
相手 「楽しかったね」
あなた「また食べに行こうね」← 一往復目。思ったことを更に詳細に話す。
相手 「うん、また行こ」
あなた「じゃあね」← 二往復目

【会話のポイント】


今回は、感謝の気持ちを伝えた会話例です。少しでも相手に感謝することがあったら、言葉にして伝える癖をつけましょう。会話のきっかけになりますし、相手もうれしい気持ちになります。


感謝を二回言うのもお勧めします。会話例の場合、“あなた”は前日一緒に食事に行っているようです。その日の別れ際、きっと「今日はありがとうね」と言葉を交わしているはずです。これが一回目の感謝の言葉です。次の日またあったら「こないだはどうもありがとう」と一言。これが二回目の感謝の言葉。日を分けて二回感謝を告げることで、気持ちがより伝わります。しつこすぎると逆にわざとらしくなるので、3回目は不要です。


二往復目の「じゃあね」について。今回の会話例は感謝の気持ちを伝えることが目的です。その後、特に会話が続かなくても、その場を立ち去ったり、関係の無い話を始めても不自然さはありません。もちろん、会話を広げて話を続けても大丈夫ですが、無くても問題なしです。



いかがでしたでしたか。会話しているイメージを、頭の中で上手に思い起こせたでしょうか?


気持ちをうまく話のネタに盛り込めたら、口下手ではなくなります。イメージトレーニングでは、気持ちの表現方法やその後の返事の仕方を身に付ける意識をもって、繰り返し練習してみてください。少しずつ自分の言葉や表現にアレンジして、あなただけのオリジナル会話例を作るのもいいでしょう。


イメージトレーニングで自信が付いたら、周りの話しかけやすい人に声をかけて実践してみてください。目標は二往復。どんな些細な言葉でもいいので、二往復をやり遂げる気持ちで臨んでください。


言葉に詰まったら「じゃあ」とその場を立ち去ってもいいのです。立ち去っても相手に変に思われることはありません。自意識過剰にならず、リラックスして会話しましょう。あなたが緊張していると、その緊張は相手にも伝わります。雑談は楽しみながら行うものだと忘れないでください。


気持ちを伝えて、あなたをもっと知ってもらいましょう。